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総領事館情報(渡航情報) 転載

カテゴリー: 大使館・総領事館情報 | 2007.12.18 Tuesday

 

在留邦人の皆様

本日付けで渡航情報が発出されましたので、安全対策の参考として下さい。

在チェンマイ日本国総領事館 邦人援護班
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渡航情報
タイ

※ 本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身の判断で安全を確保するための参考情報です。本情報が発出されていないからといって、安全が保証されているというものではありません。
※ 本情報は、法令上の強制力をもって、個人の渡航や旅行会社による主催旅行を禁止したり、退避を命令するものでもありません。
※ 海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めてください。



【危険情報】(平成19年12月18日発出)
  
●ナラティワート県、ヤラー県、パッタニー県及びソンクラー県の一部(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡)
    :「渡航の延期をお勧めします。」(継続)
●ソンクラー県(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡を除く)
    :「渡航の是非を検討してください。」(継続)
●首都バンコク
    :「十分注意してください。」(継続)

☆詳細については、下記の内容をよくお読みください。

1.概況
(1)タイにおいては、2006年9月の政変以降、首都バンコク等において現政権に反対する勢力によるデモや同勢力と治安当局との間による衝突等が発生しましたが、現在では特段大きな混乱はなく沈静化しており、市民生活は平常に戻っています。
 一方、同国の政治情勢は民主化プロセスの途上にあり、タクシン前首相派勢力と反タクシン前首相派勢力との対立構造は依然変わっていないとされており、2007年12月23日に予定されている総選挙の実施、あるいは総選挙の結果をめぐって、今後不測の事態が発生する可能性は排除されません。
(2)首都バンコク及び同郊外においては、2006年12月31日から2007年1月1日に連続爆弾爆発事件が発生し、死傷者が出ました。また、2007年に入ってからも1月30日、4月9日、5月5日、9月30日に首都バンコクにおいて、小規模な爆弾事件が発生しています。これらの爆弾事件について犯行声明などはなく、犯人に関しては依然として詳細は不明です。
(3)タイにおいては、殺人等の凶悪事件も多く発生しており、日本人が被害に遭うケースも発生しています。首都バンコクにおいては、睡眠薬強盗が急増しているほか、日本人旅行者を対象としたいかさま賭博や盗難(スリ・置き引き・ひったくり)等の各種被害も多発しています。これは地方においても例外ではなく、2007年11月にはスコータイにおいて、単独で旅行していた日本人女性が殺害される事件が発生したほか、北部チェンマイ等においても、短
期渡航者を狙った睡眠薬強盗やひったくり等の窃盗事案も発生しています。
(4)タイ南部では、同地域の分離独立を標榜するイスラム系武装集団が存在し、それら集団によるとみられる襲撃・爆弾事件等が頻発しています。最近では、テロの標的が治安関係施設にとどまらず、ホテルやショッピングセンターなど旅行者も利用するような施設にまで拡大しています。

2.地域情勢
(1)タイ南部3県(ナラティワート県、ヤラー県、パッタニー県)及びソンクラー県の一部(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡):「渡航の延期をお勧めします。」

(イ)南部地域にはタイからの分離独立を標榜するイスラム系武装集団が依然として存在しており、主にナラティワート県、ヤラー県及びパッタニー県に拠点を設けて活動を続けています。これまでに、同集団によるとみられる襲撃、爆弾事件が連続して発生しており、多数の市民が犠牲となっています。
(ロ)2005年7月14日、ヤラー県の変電所において送電線設備が爆破され、停電の間に、同県内のデパート入口、ホテル入口及びレストラン等が同時に爆破され、また、消防事務所への放火や鉄道を警備する検問所への銃撃などにより、警察官2人が死亡したほか、多数の負傷者が出ました。この事件を受けて緊急勅令が制定され、タイ南部3県について緊急事態が宣言されました。
また、同年10月には、海兵隊員殺害事件や仏教寺院襲撃事件が発生し、これらを受けてタイ政府は南部県境のソンクラー県ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡において戒厳令を発令しました。さらに、2006年8月には、ヤラー県の銀行22か所で爆弾が爆発し、1人が死亡、約30人が負傷しました。
2007年に入っても、事件は引き続き発生しており、2月19日、南部4県内で発電所、飲食店、学校など約50か所以上で爆弾事件や放火事件が発生し、7人が死亡、約50人以上が負傷しました。また、5月22日には、ヤラー県ヤラー市の殺人事件現場で時限爆弾が爆発し、オーストラリア人を含む7人が負傷しています。
(ハ)これらの事件に対し、軍・警察当局は厳重な警戒態勢を敷き武装集団メンバーの集中摘発など徹底した取締りを行っていますが、これらに対する武装集団側の抵抗や報復と思われる爆弾事件や襲撃事件が発生しています。これらの事件における犠牲者は、軍や警察ばかりではなく、教員を含む公務員や軍当局を支援する人々にも及んでおり、仏教徒ばかりでなくイスラム教徒も含まれています。
(ニ)これまでのところ、日本人がこれらの事件に巻き込まれた事実は確認されていませんが、攻撃対象が比較的警備の緩やかな施設や場所及び一般市民にまで拡大し始めており、さらに、脱線事故等を伴う鉄道運行の妨害事件なども発生しており、今後もいつどこで事件が発生するかは予測困難です。特に、旅行者等が利用する場所でも発生している爆弾事件に巻き込まれる可能性は排除できません。
   
 つきましては、南部3県及びソンクラー県の一部(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡)に渡航・滞在を予定されている方は、どのような目的であれ渡航を延期することをお勧めします。

(2)ソンクラー県(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡を除く):「渡航の是非を検討してください。」

(イ)2005年4月3日、ソンクラー県ハジャイ市において、空港、ショッピングセンター及びホテルの3か所で相次いで爆弾が爆発し、少なくとも2人が死亡、50人以上が負傷する事件が発生しました。
(ロ)2006年8月2日、チャナとバン・タ・メンルックを結ぶ鉄道線路の橋梁が爆破され、4人が死亡、1人が重傷を負う事件が発生しました。
(ハ)同年9月16日、ハジャイ市の中心部6か所で爆弾爆発事件が発生し、カナダ人を含む3人が死亡し、70人以上が負傷しました。また、2007年5月27日にも、同市内のホテル、ショッピングセンター、薬局及びレストランで爆弾が相次いで爆発し、13人が負傷しました。
(ニ)2007年10月6日には、ハジャイ市内において、合計17個の爆発物が発見されましたが、爆発前に処理されました。

 つきましては、ソンクラー県(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡を除く)に渡航・滞在を予定されている方は、渡航の是非を含め自らの安全につき真剣に検討され、渡航される場合には、十分に信頼できる旅行エージェント、旅行ガイドを選び、それらがどのような安全対策をとっているか確認する等具体的な安全対策を講じることをお勧めします。

(3)首都バンコク:「十分注意してください。」
(イ)首都バンコクでは、2006年9月に軍部中心の民主改革評議会による政変が発生して以降、王宮前広場やその周辺などで現政権に反対する勢力による大規模な集会やデモなどが主に週末にかけて行われました。2007年7月22日には、ドゥシット地区の住宅街にあるプレム枢密院議長宅前において、反クーデター連合(UDD)と治安当局との間で衝突が発生し、双方合わせて200人以上が負傷する事態となりました。現在では、特段大きな混乱もなく沈静化しており、市民生活は平常に戻っています。
 一方、2007年12月23日実施予定の総選挙が控えており、政治集会はバンコクから地方に拡大しています。また、総選挙後も選挙結果をめぐる混乱等が予想され、不測の事態が発生する可能性は排除されません。
(ロ)2006年12月31日から2007年1月1日にかけて、首都バンコク及び同郊外において連続爆弾爆発事件が発生し、3人が死亡し、少なくとも39人が負傷しました。また、2007年1月30日、4月9日、5月5日、9月30日にも首都バンコクで小規模な爆弾爆発事件が発生しましたが、これら爆発事件についても犯行声明などはなく、犯人に関しては依然として詳細は不明です。
(ハ)タイは「微笑みの国」、首都バンコクも「天使の都」といわれ、安全なイメージがありますが、2006年3月には日本人旅行者2人がけん銃で撃たれ死亡する事件が発生したほか、同年8月には、日系企業社員が帰宅途中に散弾銃で撃たれ重傷を負う事件が発生しています。
(ニ)スリ、置き引きなどの被害が依然として多く発生しており、ひったくり事件も近年増加傾向にあります。また、被害者を引き倒してでもバッグを奪おうとする悪質な手口が増加しており、負傷する日本人が増えています。さらに、夜間、オートバイに乗った二人組が刃物を振り回し、通行人に重傷を負わせる事件も報告されています。
(ホ)フィリピン人又はマレーシア人と思われる集団によるいかさま賭博の被害も発生しており、ナイフや拳銃で脅されて多額の現金を要求されたり、わいせつ行為をされるという深刻な事案も報告され事件の凶悪化の傾向がみられます。
(ヘ)日本人が被害に遭う睡眠薬強盗が急増しています。見知らぬ者から飲食物を勧められても安易に信用せず、毅然とした態度で断る勇気も必要です。

つきましては、首都バンコクに渡航・滞在される方は、上記の情勢及び犯罪発生状況を踏まえ、デモ・集会には近づかず、暴動やテロ事件等、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。

(4)ミャンマーとの国境付近
(イ)タイ北部のミャンマーとの国境付近では、国境そのものが画定していない場所が多く、同地域に誤って侵入した場合、陸軍等に身柄を拘束されるおそれもあります。また、国境付近のミャンマー側における薬物問題や少数民族問題が完全には解決していません。
(ロ)2006年9月19日の政変に伴い、ミャンマーとの国境は閉鎖されていましたが、現在は解除されています。しかし、今後のミャンマー情勢の変化によっては、国境の急な閉鎖等が行われる可能性があります。
(ハ)現在、この地域に危険情報は発出されていませんが、同地域へ渡航・滞在される際には上記情勢に注意してください。

3.滞在に当たっての注意
 滞在中は下記の事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください(詳しい犯罪手口等については、「安全対策基礎データ」を参照してください)。また、外務省、在タイ日本国大使館、在チェンマイ日本国総領事館、現地関係機関、報道等から最新情報を入手するよう努めてください。
(1)デモの発生等、現在では特段大きな混乱はありませんが、2007年12月23日の総選挙等、今後重要な政治日程が控えており、混乱が生じる可能性も排除できませんので、以下の安全対策を講じてください。
(イ)外出する際は、行き先の安全を確かめておくとともに、行き先では周囲への警戒を怠らない。
(ロ)集会が行われている場所には近づかない。
(ハ)パスポート等身分証明書を携帯し、不審尋問を受けたときに備える。
(ニ)家族や知人に行き先、居場所、連絡先を知らせておくとともに、定期的に日本の親族等と連絡を取る。

(2)首都バンコクの王宮前広場等を含む多数の観光スポットにおいて、親しげに声を掛けてくる人物(タイ人、その他の外国人)の中には、日本人観光旅行者を標的にして睡眠薬強盗、いかさま賭博、宝石・洋服詐欺等の事件に巻き込もうと企んでいる者が数多くいます。見知らぬ人物に安易について行った結果、多額の現金をだまし取られたり、二束三文の商品を高額で買わされる等の被害は後を絶ちません。また、誘拐等の被害に遭う可能性も排除できません。
見知らぬ人物から声を掛けられても安易に信用せず、買い物は信用の置ける店を利用する等の注意が必要です。

(3)置き引き、エスカレーターでの集団スリ、ウィークエンド・マーケット(チャトチャック市場)でのスリ等の被害事件も多発していますので、財布やパスポート、カバンの携行には十分な注意が必要です。

(4)密室となるタクシーは必ずしも安全とはいえませんので、特に夜間における女性の単独乗車は避けてください。また、運転手から親しげに話し掛けられても、安易に信用せず警戒を怠らないようにしてください。

(5)タイではけん銃が多数出回っていますので注意してください。万一、けん銃や刃物を所持した強盗に遭遇した場合は、身の安全を第一に考えて対処してください。また、タイでみられる「オートバイタクシー」についても、交通事故に遭遇する可能性が高く、一部ではオートバイタクシーの運転手による窃盗や傷害事件も発生していますので、利用する際には十分注意してください。

(6)夜間から早朝にかけて人通りの少ない路地の単独行動は避けてください。特に、鞄・スーツケース等を携帯しての単独行動は可能な限り避け、不審者に後をつけられていないか等、周囲に警戒を払うようにしてください。また、女性の場合は、昼間でもひったくりに遭う可能性がありますので、裏路地での単独行動は避け、また、バッグ等をひったくられないように、手荷物は車道と反対側に持つなど十分に警戒する必要があります。

(7)バー、レストラン、ショッピング・モール、ホテル等の多数の人が集まる場所や公共施設及び政治集会に関連する場所(政治集会の開催場所、関連団体の施設等)においては、爆弾事件に巻き込まれないよう不審な人物や不審物、不審車両の存在に十分に注意を払うようにしてください。

(8)衝突、暴動等に巻き込まれないよう、政治集会が開催されている場所にはできるだけ近づかないでください。

(9)最近、タイにおいては「免税タバコ」の持ち込み及び所持に対するタイ物品税局の取締りが強化されており、違反者が高額な罰金を科されるケースが急増しています。タイ国内への免税タバコの持ち込み及び同国内での所持については、「安全対策基礎データ」の「●査証、出入国等の8.」を参照の上、規定量(おおむね1カートン)を超えて持ち込むことのないよう、また、所持についての規定量(おおむね2カートン)以上所持しないよう注意してくださ
い。
 また、最近は、税関当局による検査も強化されておりますので無申告での税関検査では注意が必要です。

(10)空港到着時、いわゆる「白タク」の運転手が出迎えの旅行会社と偽り、パックツアー等の旅行者を乗車させ、不当に料金を請求する事案も発生しています。旅行会社等の出迎えが予定されている場合、出迎えの業者の真偽について、乗車前によく確認してください。また、旅行に出発される前に、事前に旅行会社等と出迎えがどのような形で行われるのかを確認しておくことをお勧めします。

(11)1回30日間までの滞在に限り査証(ビザ)免除が適用されます。なお、2006年10月より査証免除で入国する外国人(日本人を含む)に対して、最初の入国日から起算して6か月以内の通算90日間を超える滞在は認められなくなりました。この取り扱いは、査証免除で入国した外国人のみが対象であり、査証取得者は対象とされていません。査証は日本やタイ周辺国のタイ大使館やタイ総領事館などで取得できます。
 さらに、タイの入国管理局では、外国人の出入国管理について各種法令などを最近一層厳格に運用しています。例えば、90日以上継続して長期に滞在する外国人については、90日おきに入国管理局に通報する義務(いわゆる90日レポート)が課されていますが、この通報を怠った結果、出国時や滞在期間延長申請時に罰金を科せられるケースが報告されていますので注意してください。
 なお、滞在許可に関する詳細はタイの入国管理局、また、タイの査証に関する詳細は、日本やタイ周辺国等のタイ大使館やタイ総領事館に確認してください。

(12)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡等に必要ですので、到着後遅滞なく在タイ日本国大使館又は在チェンマイ日本国総領事館に「在留届」を提出してください。また、届出事項に変更が生じたとき又はタイから去る(一時的な旅行を除く)ときは、その旨を届け出てください。なお、在留届の届出は、郵送、ファックスの他、インターネット( http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )によっても行うことができます。


(問い合わせ先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせは除く)
 住所:東京都千代田区霞が関2−2−1
 電話:(代表)03-3580-3311 (内線)5139
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
 住所:東京都千代田区霞が関2−2−1
 電話:(代表)03-3580-3311 (内線)3678
○外務省海外安全相談センター
 住所:東京都千代田区霞が関2−2−1
 電話:(代表)03-3580-3311 (内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:http://www.mofa.go.jp/anzen
○在タイ日本国大使館
 住所:177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
 電話: (66-2) 207-8500、696-3000
 FAX : (66-2) 207-8510
 ホームページ: http://www.th.emb-japan.go.jp/
○在タイ日本国大使館領事部
 電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人保護)
    (66-2)207-8501、696-3001(パスポート、証明、在外選挙等)
 FAX :(66-2)207-8511
○在チェンマイ日本国総領事館
 住所:Suite 104-107, Airport Business Park,, 90 Mahidol Road,
    T. Haiya, A. Muang, Chiang Mai, 50100 Thailand
 電話: (66-53) 203367
 FAX : (66-53) 203373

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